Header image  

論理的コミュニケーション能力の情報交換を実現する
プラットフォーム

 
 
    HOME
 

Our Opinion

Updating at 2009年5月8日

large product photo   「研究開発と事業利用」  梅嶋 真樹 Masaki Umejima

 i.pa研究グループ代表の梅嶋です。
 私の主張は、「速さが重視される世の中だからこそ検証が重要である』というもの。
インターネットとデジタル化。多種多様かつ大量な情報の交換が容易になったことの要因としてこの二つの道具の存在は大きい。i.paはインターネットを活用して人間が持つべきとされる実践力のうちの必須科目である「コミュニケーション力」を面接等でヒトとヒトとが対面することなしにインターネット上で”信頼できる情報として交換する”ことを目的に開発された道具だ。
 ”信頼できる情報として交換する”ということが重要であり、そのためにi.paでは、開発よりも検証に時間を投資した。「遅すぎる」とお叱りを受けるかもしれません。ただ、「個人が持つ社会で必須とされるコミュニケーション力を信頼できる形で証明する」ということの開発と検証は一朝一夕に実現しません。
 インターネットという情報インフラに続き、WEBブラウザーやメーラーやBlogなど情報の受発信ツールがとても簡単に入手できるようになり、インターネット上で流通する情報量は飛躍的に拡大しました。 その利便性を最大限に活用しようと様々なビジネスやサービスが生まれます。そうした中では、残念なことに様々な事件も生まれます。するとこの国では直ぐにネガティブなポイントだけに焦点を当てた批評が繰り返されそれに反応して新たな規制の必要性が話題にのぼります。
 僕は、「課題→発見→批判→規制」という構図に違和感を覚えます。「課題→発見→解決策設計→検証」という構図を支持したい。検証を疎かにすると、新しいモノを開発だけすれば良い、もうかれば何でも良いという状況が生まれやすいと思います。イノベーターと詐欺師。その差は紙一重です。
それが、周りにまじめ過ぎると言われても自分が開発に関与するi.paにおいて検証に開発と同様の時間を割く理由です。それは、ビジネス化が実現しつつあるcollaboyouでも同様です。

梅嶋真樹 Masaki Umejima
慶應義塾大学SFC研究所ID-ビジネス・社会モデルラボラトリー(現プラットフォームデザインラボ、代表國領二郎SFC研究所 所長)の設立・運営にて中心的役割を果すと同時に、Auto-IDLabsJapan(慶應義塾大学常任理事村井純代表)にも副所長として参画、新たな情報プラットフォームモデル開発を推進している。
大学院政策メディア研究科特別研究講師。また、社会人基礎力会議の委員など公的役職を兼任

 

 

 

 

 
    All right reserved in Platform Design Lab, Keio University Research Institute at SFC